第2回シンポジウム(2014年12月5日~6日@鳥取大学)
開催報告
2014年12月5日(金)~6日(土)に、鳥取大学(鳥取県鳥取市)において本研究会の第2回シンポジウムを開催いたしました。今回の参加者は55名となり、研究会委員の方に加え、企業・研究機関及び大学から多くの参加を頂きました。
今回のシンポジウムでは、1日目に最新の研究成果についての発表、2日目は研究開発に関わる主要なトピックについてのレクチャーおよび情報共有に焦点を当て議論を行いました。特に英国ノッティンガム大学のChoi 教授に、欧州における近年のプラズマアクチュエータ研究についてご講演頂きました。
今回のシンポジウムもリラックスした雰囲気の中、普段より突っ込んだ議論が活発に行われており、研究会を通じた情報交流が進みつつあります。また前回シンポジウムで提案された、研究会での基礎技術の共有についても、会場から多くの意見がありました。これらについては整理した上で今後研究会メンバーに展開する予定です。
プログラム
【12月5日(金)】
- 13:00~13:10 開会挨拶:川添 博光(鳥取大)
- 13:10~14:30 Session 1: 基礎1
- 西田 浩之(農工大),「PAにおけるマイクロ放電のシミュレーションと体積力場の3次元性」
- 石川 仁(東京理科大)「マイクロ・プラズマアクチュエータによる流体制御」
- 14:40~16:00 Session 2: 応用
- 光用 剛(鉄道総研),「PAによるパンタグラフ舟体まわりの流れ場制御の検討」
- 飯田 明由,横山 博史(豊橋科技大),「プラズマアクチュエータを用いた空力騒音低減の試み」
【12月6日(土)】
- 8:45~9:55 特別講演
- Prof. Kwing-So Choi (University of Nottingham),"Recent developments of flow control by DBD plasma in Europe"
- 10:05~10:45 Session 3: 基礎2
- 高橋 栄一(産総研)「ストリーマ放電の成長因子について」
- 12:00~13:20 Session 4: 研究会の取り組み-電源,電力評価-
- 武川 信也(ピーエスアイ)「PA用電源の開発」
- 西田 浩之(農工大),瀬川 武彦(産総研)「電力評価法」
- 13:30~14:00 Session 5: 研究会の取り組み-実験-
- 松野 隆(鳥取大)「PA性能計測ベンチマーク手法の提案と予備検討」
- 討論
- 14:00~14:30 Session 6: 研究会の取り組み-数値解析-
- 青野 光(JAXA)「PA単体のシミュレーションと問題提起」
- 深潟 康二(慶大)「プラズマアクチュエータを用いた流れ制御の数値シミュレーションに関する課題」
- 討論
- 14:30~14:35 閉会挨拶:主査・瀬川 武彦(産総研)
シンポジウムの様子

2014年12月12日掲載
文責:松野 隆(鳥取大)